みんなチョコミント食べてるー?ぼくは毎日食べてる!(体重の増える音)
自分はピコピコ党がなかなか出来なかったので、譜面コンセプトである縦連打党に早々と立候補しました。後々ピコピコ党も出来ましたが、そのまま縦連打党として参加しました。
その作品がこちらになります。
[Sweetie Chiptune] Chocomint Mille-feuille / NASA
結果としては99作品中2位と参加した当時の予想を遥かに上回り、「ほんまにこれ自分の作品か?」とまだ現実を受け入れられずにいます。なんで?いやめっちゃ嬉しいんですけども!
感情のキャパを超えたので何が何やら分からんな!とか、参加する前からつよつよ楽曲の波に押されて自信が無になってたので理解が追いつかない、とか。贅沢なお話だなお前!
いやはやしかしこの度は沢山のプレイとインプレをありがとうございました。自分もヤッベ〜〜〜と言いながら全作品インプレ+自党のコメントをさせて頂きました。そのうち差分とか作るかもしれません。
感想は書くと山ほど出てくるんですけど、思ってることはどうせTwitterなり各所に書いてると思うので、まあ置いておくとして。
今回したいお話は「縦連打ってなんだろう?」という個人的な見解とか、作品内での立ち位置とか、その辺のお話です。
あくまで個人的な所感なので、分かり合えない人も大勢いると思います。こういう考えの人もいるんだな、くらいのやんわりとした目線で見ていただければな、と思います。
あとちょっと長いぞ!Readmeも長いのになお前な!
突然ですが、「縦連打」って、なんでしょう?
同じ鍵盤を細かい間隔で連打すること、ですよね。まあ定義的にはそれに他ならないんですけれども。
縦連打にアサインされている音は、大抵は前に配置した音と同じものです。
鮮やかなメロディラインも、賑やかに踊るドラムパターンも、雰囲気を醸し出す装飾音でさえも、
同じ音程、同じ音で無ければ、よほど何も考えずに配置しない限りは、縦連打にはならないでしょう。
メロディは音程が動く限り、基本的にはその音階通りにノーツも動かすべきです。そして、その動かす幅にはある程度の自由度があります。
同じ音を鳴らし続ける縦連打には、縦に並べる鍵盤を指定することしか出来ません。
もう一度問いましょう。
「縦連打」って、なんでしょう?
私が思うには、「縦連打」は考え得る配置の中で「最も意志の強い配置」です。
これは私が今回縦連打党として参加して、一番強く感じた点です。
譜面に対して特にこだわりがなかったり、ふわっとした物量譜面が叩きたい人にとって、縦連打は厄介な存在かもしれません。
しかし少し考えてみてください。
「そこに縦連打が配置された意味」は、おおよその場合は存在しているものです。
「なんとなく同じ音が鳴っていたから」、「わざと叩きにくい配置にしたかったから」、「譜面にアクセントを付けたかったから」
理由はどうあれ、何らかの意志を持って配置されているはずです。
意志の強い弱いに関わらず、他の傾向に比べて意志が込めやすいこと。これが縦連打の一番良い点だと、今回の衆院選で気付きました。
また、同じ鍵盤を叩いて同じ音が鳴る以上、打鍵感や演奏感は他の配置より断然強いものになります。
古くは5鍵盤の時代、「同じ音は同じ鍵盤にアサインされている」ことが常識だった時代もあり、縦連打も「曲通りの譜面である」と広く認められていました。
しかし、近年の音ゲー全般では、縦連打を忌避する流れ、或いは縦連打の扱いがぞんざいな譜面が横行しています。
そんな中颯爽とSOUND VOLTEXというキー音すらないゲームに現れた楽曲、「び」。その115連打地帯に、私は感動しました。
「びびびびびびびび……」と続く歌詞に合わせ、"B"のボタンに降り注ぐ115連打、そしてただ連打させるだけでなく、その両端にアナログデバイス(つまみ)を添えることで、ゲージの過度な減少を阻止する配慮……
これが縦連打の在るべき姿なのでは?とすら思いました。この譜面が無ければピコピコ党に心変わりしていたかもしれない、それくらいには印象的でした。(表明ページコメントの真意)
余談ですが、拙作にも長い連打があり、これは「び」をリスペクトしたものになります。連打数が100ちょいなんでリスペクト元の方が長いですが。BPMはこっちの方が速いので勝ち!(何の勝負?)
話が若干逸れましたが、以上のことから、「縦連打は意志の強い演奏感抜群の配置」ですやんか!と考えるようになりました。最高では?
そういう予習をしてから曲を作り、譜面をつけてみたらば、BPMが速い、置いた音が細かすぎるなどの事故(?)はありましたが、テストプレイの段階でめちゃ楽しいやないかお前!!!って言ってました。
このテストプレイの時に、縦連打に偏った譜面は「攻略する」というエッセンスが強いなと思いました。
会場コメントにも書いたんですが、専コン勢なら縦連打って両手で取れるんですよね。運指を上手く崩さないといけないんですけど。
今回の譜面では、それを如何に利用させるか、あるいは封じるかという部分をかなり考えました。
「あの譜面では両手で取れた配置が封じられてる!」とか、「こうすれば意外と取れるんじゃないか?」とか。
縦連打は比較的簡単に攻略性を持たせることが出来て、ゲームやってる!って感じがして、それも良い点だと思います。
あと、他の人の配信をチラチラ見てて思ったこと。
こういうゲーム性あって分かりやすい譜面は、初見で色んな反応が見られて面白い!(最低)
これだけ簡単に笑顔を届けられるって凄くないですか?しかめっ面になってたらごめんね?チョコミント食うか?(隙あらば販促)
まあまあ、色んな話をしましたが、まとめるために最後に問うておきましょう。
「縦連打」って、なんでしょう?
「意志が強く打鍵感バッチリ、ゲーム性が高くて人々を笑顔にすることが出来るもの」、私はそう思います。
これも縦連打党に参加したから実感出来たことであり、党首のルゼさんや、党員の面々に多大なる感謝をしております。ありがとうございました。
また、改めて皆さんプレイインプレありがとうございました。参加者の方々はお疲れ様でした。一緒に戦えて光栄でございます。
私はいち譜面作者として、縦連打党じゃないと得られなかったであろう充足感に、縦連打党で良かったな、と心から思いましたとさ。めでたしめでたし。